「古くなった電子レンジを処分したいけれど、どうやって捨てればいいの?」
「明石市では電子レンジの処分にどれくらいの費用がかかるの?」
このような悩みを抱えている方は多いはずです。
明石市では、電子レンジは「粗大ごみ」として処分するのが基本です。指定のごみ袋に入らないサイズの家電製品であるため、通常の燃やせないごみとして出すことはできません。処分するには、戸別収集を申し込む方法のほか、明石クリーンセンターへ直接持ち込む方法、不用品回収業者に依頼する方法など、複数の選択肢があります。
また、まだ動作する電子レンジであれば、家電量販店の引き取りサービスやリサイクルショップでの売却といった選択肢も検討できます。本記事では、明石市で電子レンジを適切に処分するための方法や料金、さらには買い替えのタイミングについても詳しくご紹介します。
目次
明石市の電子レンジの処分方法
明石市で電子レンジを処分するには、主に3つの方法があります。ご自身の状況や希望に合わせて、最適な方法を選んでください。
粗大ごみとして処分する
電子レンジを処分する際、最もスタンダードな方法が粗大ごみ戸別収集サービスの利用です。
明石市では、45リットルのポリ袋に入らない大きさ、または約5kgを超える重さの品物は「粗大ごみ」として扱われます。電子レンジはこの条件に該当するため、粗大ごみとして申し込みが必要となります。
まず、粗大ごみ受付センター(078-937-0937)へ電話、もしくはインターネットで申し込みを行いましょう。受付は月曜日から金曜日の午前9時から午後7時まで(祝日も対応)となっています。申し込み時に「電子レンジ」と伝えると、必要な処理券の枚数と金額が案内されます。
次に、コンビニエンスストアやあかし総合窓口、市民センターなどで粗大ごみ処理券を購入してください。処理券は1枚300円で、電子レンジの場合は600円分(2枚)が必要です。購入した処理券に受付番号を記入し、電子レンジの見えやすい場所に貼り付けます。
収集日当日の午前8時までに、受付時に指定された場所へ電子レンジを出しておけば完了です。マンションなど集合住宅にお住まいの場合は、ごみ集積所に出すケースが一般的です。
注意点として、申し込みをせずに処理券だけ貼って出しても収集されません。また、申込日当日や翌日の収集は対応しておらず、通常は数日~1週間程度先の日程が案内されます。引越しシーズンや年末年始など繁忙期には、2週間以上先になることもあるため、余裕を持って申し込むことをおすすめします。
明石クリーンセンターで持ち込み処分をする
「収集日まで待てない」「車で運搬できるのでできるだけ安く処分したい」という場合は、明石クリーンセンターへ直接持ち込む方法が適しています。
持ち込みを希望する場合も、事前に粗大ごみ受付センター(078-937-0937)への電話予約が必須です。搬入当日の予約はできないため、必ず前日までに連絡してください。予約の際には、搬入希望日時やごみの種類、搬入車両のナンバーなどを伝えます。
持ち込み可能な日時は、月曜日から土曜日(祝日を含む)の午前9時から11時30分、午後1時から3時30分です。予約した日時に明石クリーンセンター(明石市大久保町松陰1131)へ車両で向かい、窓口で受付と身分証明書の提示を行います。その後、計量を済ませてから荷下ろしし、手数料を現金で支払えば完了です。
持ち込み処分のメリットは、料金が重量制のため非常に安価に済む点です。不燃ごみ・粗大ごみは10kgあたり60円で計算されます。一般的な電子レンジの重量は10~15kg程度ですので、60円~100円程度で処分できる計算になります。戸別収集の600円と比較すると、大幅に費用を抑えられます。
一方で、自家用車やレンタカーの手配が必要になる点、平日昼間に時間を確保する必要がある点はデメリットといえるでしょう。土曜日は混雑しやすいため、可能であれば平日の持ち込みが推奨されています。
参考:明石クリーンセンターへの直接持ち込みについて(明石市)
不用品回収業者に依頼をする
「重たい電子レンジを自分で運び出すのが難しい」「急いで処分したい」という場合は、不用品回収業者への依頼が選択肢となります。
業者によっては即日対応が可能で、自宅からの搬出作業もすべてスタッフにお任せできます。マンションの上階にお住まいの方や、高齢で重い物を運べない方にとっては便利なサービスです。引越しなどでほかにも処分したい不用品がある場合は、まとめて回収してもらうことで1点あたりの費用を抑えられることもあります。
ただし、業者に依頼する際は注意が必要です。明石市から一般廃棄物収集運搬業の許可を受けている業者かどうかを必ず確認してください。家庭から出るごみは法律上「一般廃棄物」に該当し、許可を持たない業者が回収することは違法となります。無許可業者に依頼した場合、不法投棄されるリスクがあるだけでなく、依頼者側も罰則の対象となる可能性があります。
明石市の公式サイトでは、一般廃棄物収集運搬業の許可業者一覧が公開されていますので、依頼前に確認しておくと安心です。また、見積もりは必ず事前に取得し、追加料金の有無や料金内訳を明確にしてもらいましょう。
明石市の電子レンジ処分にかかる料金
明石市で電子レンジを処分する場合の料金は、選択する方法によって異なります。
粗大ごみ戸別収集を利用する場合、電子レンジ1台あたりの処理券料金は600円です。処理券は1枚300円で販売されているため、2枚購入して電子レンジに貼り付けます。オーブンレンジの場合も同様に600円で収集可能です。なお、処理券はコンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)、あかし総合窓口、市民センターなどで購入できます。
明石クリーンセンターへ持ち込む場合は、10kgあたり60円の重量制料金が適用されます。電子レンジの重量は単機能タイプで約10kg、オーブンレンジで約15kg程度が一般的ですので、60円~100円程度の費用で処分できます。戸別収集と比べて大幅に安くなりますが、自分で搬入する手間がかかります。
不用品回収業者に依頼する場合の料金相場は、電子レンジ1台で3,000円~5,000円程度です。基本料金や出張料金、回収料金などが含まれるため、自治体のサービスと比較すると高額になりがちです。ただし、ほかの不用品とまとめて依頼すれば、軽トラック積み放題プラン(10,000円前後~)などを活用して1点あたりの単価を抑えることも可能です。
なお、家電量販店の引き取りサービスを利用する場合、店舗によって料金が異なります。エディオンでは550円(税込)、ヤマダデンキでは1,100円(税込)、ケーズデンキでは2,200円(税込)で引き取ってもらえます。いずれも店頭への持ち込みが必要ですが、新しい電子レンジの購入有無にかかわらず利用できる店舗がほとんどです。
明石市の電子レンジを無料で処分する方法
費用をかけずに電子レンジを処分したい場合は、以下の方法を検討してみましょう。
- フリマアプリやリサイクルショップで売却する
- 家電量販店での引き取りサービスを利用する
- 知人や友人に譲渡する
フリマアプリやリサイクルショップで売却する
まだ正常に動作する電子レンジであれば、フリマアプリやリサイクルショップで売却できる可能性があります。
フリマアプリでは、メルカリやラクマ、ヤフオク!などが代表的です。商品写真を撮影し、メーカー名・型番・年式・動作状況などを詳しく記載して出品します。自分で価格設定ができるため、納得のいく金額で売れる可能性がある反面、買い手が見つかるまで時間がかかることもあります。電子レンジは大型で重量があるため、送料が高額になりやすい点には注意が必要です。
明石市は株式会社マーケットエンタープライズと連携し、リユース支援サイト「おいくら」の活用を推進しています。このサービスでは、不用品情報を一度入力するだけで複数の買取店から査定を受けることができ、条件が合えば自宅まで引き取りに来てもらえる場合もあります。
市内・近隣のリサイクルショップとしては、セカンドストリートやハードオフなどがあります。製造から5年以内で状態の良い電子レンジなら買取対象となるケースが多いですが、古い製品や汚れがひどいもの、故障しているものは買取不可となることがあります。持ち込む前に電話で買取可能か確認しておくとスムーズです。
家電量販店での引き取りサービスを利用する
新しい電子レンジへの買い替えを予定している場合は、家電量販店の引き取りサービスを活用するのも一つの方法です。
家電量販店では、製造から5~10年以内で正常に動作する電子レンジであれば買取査定を受けられる場合があります。査定の結果、買い取ってもらえれば処分費用がかからないどころか、お金を受け取ることができます。ヤマダデンキの場合は新しい電子レンジを購入する必要はなく、持ち込みだけでも対応してもらえます。ただし、買取対象外(製造年が古い・故障品など)の場合は1,100円(税込)の回収料金がかかります。
エディオンでは、縦・横・高さの合計が120cm以下、重さ10kg以下の電子レンジを550円(税込)で回収しています。買い替えの有無に関係なく利用でき、家電量販店の中では比較的リーズナブルな設定です。ただし、一部フランチャイズ店舗では対応していない場合があるため、事前に公式サイトで対象店舗を確認しておきましょう。
ケーズデンキでは、電子レンジを小型家電の「大型品目」として分類しており、店頭持ち込みで2,200円(税込)の回収料金となります。自宅まで回収に来てもらう場合は別途出張料金が必要です。
いずれの量販店も基本的に店頭への持ち込みが条件となりますが、買い替えと同時に古い電子レンジを処分できる点は便利です。
知人や友人に譲渡する
まだ十分に使用できる状態の電子レンジであれば、新生活を始める知人や友人に譲るという方法もあります。
地域の情報掲示板サービス「ジモティー」を活用すれば、明石市周辺で電子レンジを必要としている人を探すことができます。「0円出品」として掲載し、引き取りに来てもらえる方に譲渡すれば、処分費用がかからないうえに梱包や発送の手間も省けます。
ジモティーでは基本的に直接受け渡しとなるため、電子レンジのような重量物でも送料を気にする必要がありません。受け渡しの際は、人目のある場所を指定するなど安全面への配慮も忘れずに。
譲渡する際は、事前に電子レンジの状態(動作確認済みか、汚れや傷の有無など)を正直に伝えておくと、トラブル防止につながります。
電子レンジを買い替えるタイミング
電子レンジの処分を検討する際、「まだ使えるかもしれない」と迷うこともあるでしょう。ここでは、買い替えを検討すべきタイミングについて解説します。
購入してから10年が経過した
電子レンジの一般的な寿命は約10年といわれています。メーカーが部品を保有している期間(補修用性能部品の保有期間)も概ね8年程度であることが多く、それ以降は修理対応が難しくなるケースがあります。
10年を超えて使い続けている電子レンジは、外見上問題がなくても内部部品の劣化が進んでいる可能性があります。突然故障するリスクが高まるだけでなく、最悪の場合は発火などの事故につながる恐れもあります。
また、10年前と現在では電子レンジの技術も大きく進歩しています。最新機種は省エネ性能が向上しており、電気代の節約にもつながります。長年使っている電子レンジがあれば、買い替えを前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
動作不良がある
以下のような症状が見られる場合は、買い替えのサインといえます。
- 温まりにくくなった
- 異音や焦げ臭いにおいがする
- ターンテーブルが回らない
- ドアの開閉がスムーズでない
- 操作パネルやボタンが反応しない
これらの症状が出た場合、修理するよりも新しい電子レンジに買い替える方がコストパフォーマンスに優れていることが多いです。安全のためにも、無理に使い続けることは避けましょう。
明石市で電子レンジを処分するなら「明進清掃」へ
明石市での電子レンジ処分は、粗大ごみ戸別収集なら600円、クリーンセンターへの持ち込みなら100円程度と、自治体サービスを活用すればリーズナブルに対応できます。しかし、重い電子レンジを自分で運び出す手間や、収集日までのスケジュール調整を考えると、状況によっては不用品回収業者への依頼が効率的な選択となることもあります。
明石市で電子レンジの処分をお考えなら、明石市の一般廃棄物収集運搬業許可を取得している「明進清掃」にご相談ください。1970年の創業以来50年以上にわたり、地域密着のサービスを提供し続けています。
24時間受付のメール問い合わせと電話対応にて、無料でお見積もりを承っております。LINEによる簡易見積もりにも対応しており、お気軽にお問い合わせいただけます。また、損害賠償責任保険に加入しているため、万が一の際も安心です。
故障した電子レンジの処分にお困りの方、マンション上階からの搬出が難しい方、引越しに伴い他の不用品もまとめて処分したい方など、どのようなケースでもお気軽にお問い合わせください。お客様のご要望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。